ゼロから開発された住宅地って魅力的?

先日、大学の先生が企画された関西の集合住宅開発への見学会に参加してきました。

1つは箕面にある箕面森町、2つ目はグランドメゾン伊丹池尻リテラシー
どちらとも積水ハウスさんが企画・分譲されています。

1つ目の箕面森町は「田舎暮らし」をしたい人向けの分譲地。休日は都心から離れて自然でのびのびと暮らしたい、愛犬と遊んだり畑をしたり、趣味をしっかりしたい。だけど田舎に移り住むには職場の関係で難しい…そんな人のニーズに応えるための町だそうです。
 

田舎暮らしを楽しむ人の家と分譲地からの眺め(山の上にあるのでとても見晴らしがよいのです)

興味深いなぁと思ったのが、周りのスーパーへお気軽に行けるわけではないので、生協や食材宅配サービスを使うんだけど、そういう不便さにあまり不満は感じられていないそう。

それから近くにガーデニングや畑を楽しんだり、クラフトなどの活動をする場所「とどろみの森クラブ」も近くにあります。箕面森町の人だけでなく、近くの町の人も参加しているのだそう。

 
ツリーハウスを造っているんやって!めっちゃ楽しそう(・∀・)!ウチもやりたい(笑)


2件目のグランドメゾン伊丹池尻リテラシーへ。1階のカフェでパンをごちそういただきました!美味しかった♪
  

駐車場上を使った農園や、キッズルームとそれに併設されたライブラリー(ネット環境が整っているためお父さんがノートパソコンを持ってきて作業することも)等、共有部分がめっちゃ充実してます。
何よりもスゴイなぁと思ったのは、隣のイオンと繋がっていること!
 
イオンとの連絡口には玄関のようなオートロックになってて住民しか入れません。しかもカートのまま持って入れて返却も不要とか!アンビリバボーです。


さて、この取り組みを通じて感じたこと。
やっぱり「持続性」が気になります。1つ目の箕面森町なら、他のディベロッパーが似たことした時に箕面森町が勝てる競争力があるのか。2つ目のリテラシィなら、イオンが撤退したときに魅力があるのか。(実際、イオンがオープンするまではあまり分譲が進まなかったそうだし)

持続性と関連して、どちらとも管理運営の主体の舵とりは誰がするんだろうと思いました。住民さんがするなら、そのため分譲会社はどういうサポートやコーディネイトをしているんだろう。というかそういう役割として入っているんだろうか。魅力的な住環境づくりには、住民の声の反映やルール作りなんかは大事だと思うのですが。


人口がどんどん減っていくご時世、こういう開発によってできた町が魅力的であるためには、その後の管理運営が大事だと思うんですが、それがイマイチぱっとしないなぁと思いました。(わからなかっただけかもしれませんが)