「頭をかち割る」

最近読んだマンガ、3月のライオンの好きな言葉です。

どういうシーンで使われているのかというと(ちなみにこの漫画は将棋漫画)、主人公にとってどうしても倒したい相手がいて、その相手との対局ばかりを考えて、自分の力量をちゃんと考えずすぐ目の前にあるものも見失ってしまっている―という状態をそばで見ていた主人公の友達が、主人公と対局する棋士に「あいつの頭をかち割ってください」というところ。



ウチも何回かカチ割られ経験あります。
視野が狭くなって息苦しくなって、でも他人に目をくれないというか、そんな状態。そんな状態から脱皮させてくれるのです。


かち割られている時って、今の小さくなっている自分を見つめ直すことだからとてもしんどい。だけど、見つめ直し続けていると卑小になっていた時よりだんだん楽になっていく。
だからこういう体験ってすごい大事だし、それをしてくれる存在も大事だよね。


ちなみにウチの頭をかち割ってくれたのは、大きく2つあって前のバイト先(無●良品)と彼氏さんと今行っているNPO先のスタッフさんです。「カチ割るって「喝を入れる」と似ている」と思ったけど、違うんだね。前者はその後一緒に見つめ直し期間に付き合ってくれる。ただの説教ではないのです。


ウチも説教人間じゃなくて、カチ割れる人になりたい。

ハチクロにも「(辛いからって)今まで積み上げてきたもの捨ててはいけない」って言葉がすごい好きです。人間関係とか全部丸投げしたくなる時にフッと出てきます。

羽海野チカさんの作品にはすごい大事な言葉が詰まっているからスゴイ好きなのです。